地域の活性化と、森の保全、資源の有効活用

昔は里山の木を伐って燃料としていましたので、里山は自然に手入れがされていました、しかし、化石燃料の普及とともに、薪の需要も減り里山の手入れが行き届かなくなったのです。里山に還流されるお金も減少、里山が荒れ始めました。
地球温暖化が問題となる中、化石燃料と違い新たなCO2を排出しない、薪に注目されるようになり、有効な暖房器具として薪ストーブが見直されるようになりました。
伐採や運搬に化石燃料を使いますが、熱を得る手段として化石燃料の使用を最小限に抑えることで、薪が有能な方法になったのです。

2013年から、始まりました。

ドイツの薪つくりは、エネルギーの地産地消が目的で、持続的な薪利用のため、計画的に進められてきました、ドイツの薪つくりを参考にしながら、里山の木を伐り、薪として加工販売することで、里山にお金が戻ってくるようになりました、伐採する労働力の確保もでき、客様には持続的な薪の供給をお約束することが可能になり、里山の再生ができるようになり始めています。

里山の木々は再生します

里山は、広葉樹の宝庫です、広葉樹は伐採する時期を守って伐採すると、伐った切り株から、脇芽を出し自力で再生をします。
30年から50年でまた伐採できる樹木となります。里山をきちんと手入れしてゆけば、永続的にエコロジーな燃料を手に入れることができます。
里山を永続的に生活に役立ててゆくことが、里山の管理につながっているのです。

広葉樹の林 紅葉風景

広瀬林業の役割

広瀬林業は、林業を生業として3代目の時代に入りました、日々森林の伐採と再生に取り組んでいます。
夏場は、針葉樹の山林で、杉やカラマツ、赤松の伐採、搬出作業をしております。冬期間は、広葉樹の多い里山の木々の伐採をしています。
広葉樹は12~2月にかけて、つまり、広葉樹の冬眠時期に伐採することで、春に自力再生がされます。
広葉樹の伐採には、大型の機械が使えないので、すべての林業業者が携わってはいませんが、里山の再生と、地球温暖化防止に寄与するため、広葉樹の伐採も手掛けています。

里山のコナラ伐採風景

絶対品質の薪つくり

良質な木質バイオマスを作り、持続的に地域に供給し、CO2削減の一助となること。「使い勝手の良い薪」「安心して使える薪」が基本的考えです。
私たちは薪ストーブユーザーでもあります。ユーザーにとって、どのような薪が使いやすいのか、私たちの体験と、お客様の意見を参考にして、薪の先進国ドイツの規格に当てはめて、個々のお客様の使用条件に合わせられるように、工夫をしてまいりました。また、今後も岩手の薪つくりの先頭に立てるように、努力をしてまいります。