広瀬林業の2年乾燥薪のページをご覧いただいた方や、ご購入をしていただいた方からお寄せ頂いた、質問にお答えした結果をまとめてみました。

価格について、容量について、

質問1
価格が高いように思いますが?
回答
販売単位『1間』量は1.36㎥です。
一般的に薪は、トンパックという袋に入れや、籠状のドライコンテナー積みで、
販売されている、この場合の容量は0.8㎥位です。
薪販売店により価格の差はありますが、楢薪だけの場合は未乾燥で18,000円くらいが最安値、乾燥品で23,000円くらいが最安値です。
この価格で比較すると1間の薪の価格は、37,375円です。
販売している薪の価格は36,000円、決して高くはないはずです。

 質問2
 運賃が発生するのはなぜですか
 回答
 乾燥土場から直接お持ちいただくお客様もあるため、価格に運賃を含
 んでおりません。地域により運賃は異なりますが、お客様の薪棚まで  積み上げての運賃ですから、格安の運賃設定をいたしております。
 ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 質問3
薪の価格はどのようにして決まりますか
回答
とてもありがたいご質問に感謝します。
薪にする広葉樹は、冬期間に伐採することが多いのですが、雪と寒さが厳しいので、年々伐採従事者が減り、木材の価格が高騰しております。
平成29年1㎥9000円くらいでしたが、令和元年は12000円前後になっております、重機や運搬の燃料費が高くなったことも要因にあります。
1間の原木代金は16320円、土場まで運び荷卸し運賃が1800円、玉切工賃が3600円、薪割り棚積み工賃7000円、フォークリフトやチェンソーの燃料費や償却費が1100円程度、乾燥のための天地返し作業や、残留セシュームの検査費用などの合計3200円、納品時の積み込み工賃1800円で、合計金額34820円が土場出し値です。
1間の販売価格は、36000円ですから、利益のほどはご察しください。

  質問4
 1間と言う単位の容量が知りたい。
 回答
 40㎝の薪を高さ180㎝、幅180㎝に積んだ状態、
 つまり、1間四方に積んだ状態です。
 立法メートルに換算すると1.37立法メートルです。
 薪の場合は積んだ時の空間分を10%プラスして配達しております。
 重さのご質問もありますが、乾燥状態で重さは変わります。
 木材については重さでの販売はしないことになっているので、
 重さのでのお答えは致しておりませんが、2年乾燥した楢薪で600㎏です。
 1年乾燥品で800㎏くらいです。

品質について

質問1
虫がついていませんか
回答
虫はついています。楢の木につく虫、『チャイロホソヒラタ』の幼虫が表皮の間に入り込んでいる場合があります。
この虫の侵入を防ぐには、殺虫剤散布が必要ですが、殺虫剤には重金属が含まれているため、燃焼時に重金属が飛散して、健康被害が発生する恐れがありますので、私たちは使用しておりません。チャイロホソヒラタは燃やしても特別な害はないので、楢薪には必然的についている虫とお考えいただきたいと思っています。チャイロホソヒラタの発生を最小限にするため、伐採後9~12ヶ月放置して
6~8月に木に産み付けられた卵が、雨で流れるのを待って薪に加工しております。チャイロホソヒラタは楢の木の匂いで飛んでくるといわれております。
侵入を皆無にすることはできませんが、冬期間寒さにさらして、少なくすることはできます。

質問2
品質表示はありますか
回答
2019年7月までは残留セシュームの検査の検査書のみを添付しておりましたが、8月以降は、含有水分量の検査書と一緒に添付しております。
1間ごとに、品質表示を添付するように改めました。
なお、品質表示には、伐採場所の記載もありますので、ご参照ください。

質問3
乾燥薪と未乾燥薪の見分け方を教えてください。
回答
とても難しい質問ですが、私たちが、計測器を使う前に目視で確認する方法があります、木口の割れ込みが深いこと、割れた部分の毛羽立が無くなっていること、たたいた時の音が乾燥していることです。このような条件を満たしたものは
薪を半分に割り水分量計を突き刺して、含有水分量の検査をします。
また、燃やして判別する方法もあります、燃やして青い煙が出るものは、水分量が25%以上残っています、白い煙ですぐに大気となじむものは、23%以下の水分量で、乾燥した薪と判断できます。
ご自分のストーブの煙突から、白い煙が出て直ぐに透明になるならご安心ください、青い煙は発がん性物質も含んでいるので、注意が必要です。
なお、水分量が25%以上残っている薪は、ストーブを温める火力が小さくなることもご承知おきください。

薪の種類について

質問1
なぜ、価格の安いミックスの薪がないのですか
回答
以前はありましたが、木の種類によって燃える速度が違うため、ストーブの温度管理が難しいとのご意見をいただきました、私たちも使ってみると、ご指摘の通りで、使う薪の量も多くなりました。快適に薪ストーブを使っていただくため、いろいろな広葉樹を一緒に販売することはやめました。

質問2
 原木の販売が90㎝の長さなのはなぜですか
 回答
 セルフで薪つくりをなさる方だと思いますが、210㎝の原木を動か  すのは大変な労力がいります。
 けがの防止と、楽に薪つくりをしていただくために、210㎝の原木  を90㎝に切っております。
 210㎝の原木を望まれる方がいらっしゃいますが、原木置き場の状  態を確認させていただいてから、十分な広さがある場合や、20トン車  が荷卸しできるス ペースがある場合のみ、210㎝の原木をお届けし  ております。

  質問3
玉切しただけの薪の販売はありますか
回答
 今まではありませんでしたが、最近お問い合わせが多くなりましたので、
 2020年3月~5月までご注文をお受けいたします。
 200㎝の原木を40㎝に玉切した状態で、お届けいたします。
 1年乾燥品ですので、梅雨前に割っていただければ、その年に使うことができ
 ます、玉切工賃が1㎥3000円追加になりますが、住宅地でチェンソーが使えな
 けど、自分で薪を作りたいとお考えの方には、お得な方法と考え、対応を
 することにいたしました。ご注文をお待ちいたします。