株式会社広瀬林業は、林業が生業ですが、
別事業として平成24年から乾燥薪の販売を始めました
お客様には継続的な薪の供給を約束しております。

広瀬林業の薪つくり

自社伐採や、林業組合に属している林業会社から融通していただいた、広葉樹の楢、大山桜、などを
販売する薪として加工生産しております
年間の薪生産量は350立法メートル、2000平方メートルの敷地で、乾燥薪の生産、乾燥をしています。
原木は搬入都度、公的機関で残留セシューム検査を実施します

薪つくり作業

使用している機械は、プロセッサー(薪つくり半自動機械)
ジーゼルエンジン薪割機、ガソリンエンジン薪割り機 運搬用フォークリフト チェンソー 等々
プロセッサーで玉切薪を作り、薪割機で8~10㎝の太さに割って薪とします。
この時点で製品としての薪の第一段階は完成します。

乾燥薪つくり

薪の形が出来てからが重要です。
伐採地ごとに、玉切、残留セシューム検査をしていますので、混在しないように、乾燥用のパレットに
1.36立法メートルをほぼ正方形に積み上げます。(棚積み)積み方は乾燥が均一になるように、
”回し積み”という積み方をしています。パレットの寸法にもよりますが、ほぼ1.5メートルの高さになります。この棚積み作業が、乾燥度合いを均一にする重要な作業となります。
パレットに積んだ後は、地上から40㎝床を高くした、屋根付きの乾燥場所に移動します。
パレットには、樹種、産地、生産月を表示し、出荷されるまでパレット単位の品質管理となります。

薪の製品管理

薪の製品管理には、形状、水分量、有害物質の3点が必要です。
太すぎても細すぎても薪にはなりません、一本で2時間前後燃焼する太さが重要です。
水分量は25%以下、未乾燥の薪は煙の排出が多く、薪の水分が気化熱となりストーブの温度を下げてしまいます。一本から得られる熱量は同じですが、気化熱が熱量を奪って、不完全燃焼になってしまいます。
樹木は、大気から二酸化炭素を吸収します、同時にセシュームや殺虫剤や農薬に含まれる水銀なども吸収します、剤遺留セシュームは燃え残りの灰に凝縮されて残り、水銀など農薬物質は煙とともに大気に放出されます。この為、販売する薪には残留セシューム検査が義務となっています、果樹や街路樹の薪としての販売は、自粛するように環境省がガイドラインとしてさだめています。

私たちは、作業工程において、相互に適正チェックをしながら、形状の管理をしております
含有水分量は、伐採後10ヶ月を経過したものから検査を始めます、数回の検査をして、水分量が25%となった時点で、出荷可能販売在庫として登録、リストに登録します
残留セシューム検査は、伐採地から搬入都度、公的機関に持ち込んで未検出であることを確認しながら、作業を進めます、残留水銀などの検査方法は時間を要するため、山林伐採の楢、大山桜のみ製品加工しております。

出荷する製品は含有水分量を検査、23%を目安に出荷いたします、出荷する製品には残留セシュームの検査報告書を添付いたします。(伐採地が異なる場合は各々のパレットの報告書を添付)